2020.7.11

Child’s Play/U.N.オーエンは彼女なのか?

こんにちは。「きいて!シリーズ」以外ではお久しぶりです。
元日にアップした「春の湊に」以来の東方アレンジ語りとなりました。

「第 12 回東方ニコ童祭」に便乗しまして、「 U.N. オーエンは彼女なのか?」を Future House にリミックス。
前回の紅魔郷楽曲のアレンジからかなり空いてしまいましたが、ようやく EX ステージに到達しました。

早速解説へ…と進みたいんですがその前に、
今回から動画を先に載せていこうと思います。
動画サイトから飛んできた方だけじゃないと思うし、話の流れ的にも、この方がいいかなと思いまして。

SoundCloud には 約 2 分の長さに縮めた、「音ゲー尺」とも言えるショート版をアップしました。
このショート版を作る作業、実は結構楽しんでいたりします。
どの音ゲーが合うか、ノートはどこに置こうか、自分にはクリアできるか、とか。妄想が広がる広がる。

話が逸れました。
それでは本題へどうぞ。

動画/EQ Video

解説/Commentary

本楽曲のテーマは「うちで踊ろう」です。ハッシュタグは要りません。
季節的にも雨だし、キャラクター要素と合わせて、
引きこもりステイホームお嬢様ことフランが窓の外の雨降りを眺めている様を描こうと思いました。

お嬢様がいる部屋、地下だから窓なんて無いんでしょうけどね。

作曲者である ZUN が「ロリっぽい」と形容したメロディラインだそうですが、
敢えて大人っぽい、しっとり優雅な雰囲気を狙ってアレンジを進めていきました。電子ピアノや、ディレイを掛けたプラックの音色が正にそれなんですが、伝わったかな。
電子ピアノの方はイチから作りました。すっげえ気に入っています。

曲名 “Child’s Play” には「たやすいこと」という意味があって、
これも「大人の余裕」や「ラスボスとしてのカリスマ性」みたいなものを際立たせる為にこの言葉を選びました。同名のホラー映画がありますが無関係。

そんなカンジのオトナサウンドに、Future House を掛け合わせて仕上げました。
Future House なドロップについては次の項で。

参考資料/Reference

音作りや展開など、曲を作る上で参考にしたもの、影響を受けたものなど。
よく言えばリスペクト、裏を返せばパクり元。


開幕 10 割。
ベースの鳴り方だったり、ドロップのメロディの刻み方、そのメロディを 2 種類の音色に任せたりなど完全に Sanctuary のそれ。


ドロップ後のメロディが抜けるパートはこの楽曲の影響。
そもそも、こういう音の Future House を作りたいと思ったのが Brooks のせいだったりします。


Hardcore に電子ピアノの音をぶち込む発想。Future House でやってみました。
ジャンルは違うけど、REDALiCE の型にとらわれないスタイルが好きです。
この楽曲が収録されている HARDCORE SYNDROME 12 にはもう一曲、型破りなシャレオツトラックが入っているのですが、めちゃめちゃ迷ってこっちを選びました。両方ピックアップしました。
ドロップのメロディのピッチベンドやポルタメントは After Ascension 寄りですね。

締め/Afterword

リミックスした上こんだけ語っといてアレなんですが、
自分この曲、ゲーム上で聴いたことが無いのです。お恥ずかしながら。
紅魔郷はノーマルをコンティニューしながらクリアする程度の実力だったもので。
Steam でリリースされたらリベンジしたいですねえ。
Win 10 で遊べないの、どうにかしてくれ神主!

ということで今回は以上です。
次の記事は先月分の「今月のコレすき」になるかな。
先月なのに今月。今月なのに先月。これが「過去を刻む時計」か。ちがうか。

ではでは。
Thank You For Reading!

音源配布/Track File

クリックするとダウンロードが開始します。
Track – Child’s Play [mp3 / 320kbps / 11.5 MB]

プリセット配布/Preset File

今回新たに作った音色を配布します。凝った作りではないので、改良して使ってあげてください。
クリックするとダウンロードが開始します。
Presets – Child’s Play [fxp / 10.4 KB]

・Electric Piano [DUNE 2]

名前通り、電子ピアノの音です。レイヤー 2 をミュートするとアタック感の弱いおとなしめな音が出ます。

・Stay Strong [DUNE 2]

ドロップに使った Future House 的な音。アタック感を強める為にピッチを急降下させています。強く生きよう。
Future 系のジャンルは音作りが楽しいですね。

・Big Boom Bass [Serum]

ブンブン鳴っている Big Room House 的なベース音。敢えて Side 成分を弱めずに使いました。

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