2022.2.9
復活。何度目だよ。
こんにちは。
ご無沙汰しております。何か月か振りのコレすきです。
「コレすき」とは、
当ブログ筆者 Kiichi が、自身のツボに刺さった作品を紹介する企画である。
「〇月のコレすき」と冠し毎月投稿を行うことで、コンスタントなブログ更新を狙ったものだったが、持ち前の飽き性によってモチベーションを保つことが出来ずに不定期更新となっている。今年こそは打破したい。
ということで、1 月にリリースされた作品( + α )について語っていきます。1 月が終わって大分経ってしまいましたが。
また + α として、昨年末、3 回もの延期の末に開催されたコミックマーケット 99 にてリリースされたアルバムも紹介したいと思います。
DJ Noriken による、ジャンル「 Hard Psy (ハードサイ)」にスポットライトを当てた「 ZODIAX シリーズ」の最新作。コミケリリースの作品です。
Hard Psy は、Hardcore が持つ疾走感や歪んだキック、スクリーチ、そして Psychedelic Trance 特有のローリングベースを組み合わせたようなサウンドが特徴。
アルバムのシリーズ名にもなっている Zodiac(ゾディアック)とは、黄道十二星座が並ぶ帯状の領域のこと。ふたご座やいて座など、星座の名前が付けられた Hardcore な楽曲が収録されるのが恒例となっています。
最新の激アツな Hardcore を知ることが出来る ZODIAX シリーズですが、今作は少々様子が変わっていて、
星座の名を題していながらまさかの Electro な “Capricornus” や、
浮遊感が半端ない Hard Dance な “Deep Blue Cave” に、
Hardcore ながら Rave の雰囲気を併せ持つ “The High Stakes” など、
異なるジャンルの楽曲も目を引きます。耳か。
そういう意味で「 3+ 」なのかもしれませんね。
僕のお気に入りは、開幕からハイテンションな “Sagittarius” 。いて座の曲です。
そして残る星座はしし座、みずがめ座のみ。次回で完結か、どうなるゾディアック。
Franky Nuts が Disciple からアルバムをリリース。
Disciple はプレビュー動画もカッコいいねえ。
5 曲入りのアルバムなんですが、最もツボに刺さったのは 2 曲目 “Higher” 。
Psychedelic 系の妖しげなイントロと飛び交うスクリーチから、Psystyle 系の曲かと思ったらまさかのフェイクドロップ!真の姿は Riddim Dubstep でした。
フェイクドロップとは、ドロップ(曲のメインパートのこと)に見せかけた数小節のパートのこと。
盛り上がりから自然にドロップに入ったかに見せかけることで、より高い位置から真のドロップへと落とす高等テクニック。
最大落差の区間を最後に設けるジェットコースターを想像してもらえるとわかりやすいかも。
ビルドで上げて、さらにフェイクドロップでも上げて、まさに “Higher” といった展開ですね。
この楽曲以外にも、
規則的なベースラインで淡々と進行していく “Techno” 、
ヴォーカルとリードのハーモニーが美しい Colour Bass トラック “Galaxy”
Future House 的なリードと跳ねたリズムがクセになる “Turn Up The Music” 、
初期の Brostep のダークな雰囲気が漂う “Shocked” と、
様々な Dubstep を楽しめるカラフルなアルバムになっていると思います。
激しい点滅にご注意。
幻想的な音色、そして切なさを煽るコードとメロディで異彩を放つ、そんな Colour Bass オンリーの 3 作目のコンピアルバムです。
お馴染みの顔ぶれからニューカマーまで大勢参加の 20 曲。かつてないボリュームのアルバムから 4 曲をピックアップして紹介していきます。
Rushdown 初参加。Au5 の伸びやかなリードが響きわたる幻想トラック。
彼が参加したことでこのアルバムを聴いたという方も少なくないのではないでしょうか。
Cryptochrome(クリプトクロム)とは、植物が持つ「青色光受容体」のことで、
これによって光に含まれる青色の成分を吸収・感知し、発芽などをコントロールしているそうです。この性質は野菜の栽培に利用されていますね。
ヒトはクリプトクロムを持ちませんが、この曲からなんとなく感じる青い色のせいか、双葉が出てきそうな気がしてきました。
続いても初参加、Neddie 。なんと 18 歳の新星。すごい。
Kelp は海藻のこと。それが作る森で「藻場」という言葉があるそうです。画像検索したらすこし幸せになったと同時に、曲名のネーミングに納得がいきました。泳いでみたいなあこういう場所。
彼が過去にリリースされた曲を深掘りしてみたんですが、
意外にも大半はワルそうな Riddim Dubstep で、この曲のように神秘的な印象を受けた楽曲はここ最近になって、という感じでした。
変わったサンプリング音源を使用した楽曲がいくつかあって面白かったです。パフパフ鳴るラッパとか、ガブっと噛み付くコミカルな SE とか。
独特なグルーブとコードによる浮遊感が特徴的な一曲。
彼の楽曲に多い、パーカッションの代わりにベースとコードでリズムを生む感じが好きですね。
キックやスネアは最低限。ハイハットやライドの金属音もかなり抑えられていて、それらが浮遊感を与えているのかもしれません。
それにしても過去イチの浮遊感だわ。宇宙にいるみたい。行ったことないけど。泳いでみたいなあこういう場所。
サウンドと歌の両方で心を洗ってくれているのが分かるような、いわゆる浄化 ED 的な一曲。本アルバム唯一のヴォーカルトラックですね。
曲順で見ても Chillout と呼ぶに相応しい、ナイスな位置づけです。
Azuria Sky がヴォーカリストとして参加した楽曲はどれも綺麗なサウンドのものばかりで、そういう楽曲と彼女の透き通った歌声の相性が抜群なのが分かります。
シンガーソングライターとしてリリースした作品の中には 8-Bit サウンドをフィーチャーしたアルバムもあったりして、あたたかい気分にもさせてもらいました。
Infowler の楽曲もディグってみたんですが、こっちも Chillout 系のゆったりふわふわきらきらな音楽であふれていました。
ディスコグラフィーをシャッフル再生するだけで快眠用 BGM にもなりそう。
そんな 2 組の最強トラック。出会うべくして出会った方々なんだなと、しみじみと感じました。
今回はほとんどが Dubstep 、特に Colour Bass 語りとなりました。
Colour Bass というジャンル名も、MEGAREX 発のコンピアルバムや beatmania 最新作への収録などで、日本国内でもようやく目にするようになったんじゃないかなと感じております。
Colour Bass ファン歴 5 年ちょいくらい。第一人者である Chime が “Colours” をリリースした頃から聴いていた身としては嬉しい限りです。
古参アピはいいからそろそろこのジャンルで一曲作ろうな?
「コレすき」もちゃんと月末投稿を続けたいところですね。
と言いつつ、10 日も過ぎてしまったので始まってもないんですが。
ということで今回はここまで。
Thank You For Reading!
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