2019.5.6
この記事には筆者の主観が多く盛り込まれています。
あくまで一人の EDM ファンの意見として読んで頂けると幸いです。
明けましておめでとうございます。元号というものは、
こういう世の中になってほしいという願いを込めて付けられるそうですね。
初春の令月にして、氣淑く風和ぎ…
美しい月の見える平和な未来になると、いいですね。
ということで、今回聴いてほしい EDM は
未来の音楽、フューチャーベース (Future Bass) です。
特徴的な音色とサンプリング。
初めて聴いたときは確かに近未来っぽさを感じました。
紹介したい曲が多いのでとっとと本題に入ります。
Bass と付いている通りベースミュージックのひとつで、
トラップ (Trap) というヒップホップ系ジャンルから派生した
比較的新しめの音楽です。
せっかくなのでその Trap から紹介していきます。
au の CM ソングとして使われていたので
聴いたことがある方もいるのではないでしょうか。
CM の尺では聴けなかったであろう、このドロップパートが Trap です。
Trap は、キックに合わせてブンブン鳴る超低音のサブベースと
細かく刻まれたハイハットシンバルのチキチキが特徴的です。
さらに Brostep 的なワブルベースが加わってすっごくワルそう!
綺麗な他のパートとのコントラストもたまらなく好きです。
Trap よりも明るくメロディアスになった、これが Future Bass です。
ヘンテコなサウンドにヘンテコな被り物、
謎の料理系 YouTuber DJ 、Marshmello(マシュメロ)による
クセになる EDM です。
これにもっとキラキラ感を足すと…
Kawaii Future Bass というものに進化します。
歌うトラックメイカー、YUC’e によるシャレかわ EDM です。
Future Bass と比べても、メロディもコード進行もかなーり派手。
このジャンルがエモいと言われる所以です。
それでも彼女の楽曲の中では大人しめに思えます。
もっと激しくて狂気的なものもあるので…。
先ほどの「Kawaii Future Bass」を提唱した
Snail’s House によるピコピコトラック。
MV もすっげー良いから是非フルで見て欲しい。
泣くのを堪えてしまう性格じゃなかったらきっと泣いてた。
あの有名キャラも登場します。
ここからは Future Bass に近いジャンルを 2 曲紹介します。
DJ’TEKINA//SOMETHING によるリミックストラック。
ジャンルで言うとジャージークラブ (Jersey Club) という、
四つ打ちのようでそうでない、独特なビートが特徴の Trap 系ジャンルです。
(サビ以外のほとんどのパートがその Jersey Club のリズムです。)
原曲は同じくボカロ P 、ナユタン星人のダンスロック。
コード進行もサウンドも、雰囲気のガラッと変わったキラキラトラックで、
「これぞ Future Bass 」って感じの楽曲です。
壮大な星空や宇宙を思わせる幻想的なチルトラップ (Chilltrap) 。
Chill とは前回解説したように「落ち着かせる」音楽に付けられる言葉で、
Said The Sky の楽曲にはまさにそんな音楽が多いです。
原曲を作った RL Grime も Trap のひとなので良かったらきいてみてね。
日本生まれの Kawaii Future Bass もそうなのですが、
banvox や Snail’s House のように、
世界規模で愛される若い世代のトラックメイカーが何人もいるということは
なんかすごく嬉しく思います。
このジャンルがいつまで “Future” と呼ばれるのかはわかりませんが、
楽しい曲を作り続けてほしいですね。
それでは今回はこの辺で。
Thank You For Reading!
Have a Good Reiwa!
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