2022.10.12

DAW の録画をしたい。

こんにちは、お久しぶりです。
今まですごく面倒なことをしてた。

今回は音楽の、と言うよりソフトウェアの話。
DAW での作曲風景や音作りの様子を録画する方法をようやく見つけたので、失敗談を交えて解説していこうと思います。

本記事では「録画」方法のみを扱います。「生配信」についてのものを期待して来てくれた方には、ごめんなさい。
リアルタイムな発信にもすごく興味があるのですが、二の足を踏んでいる状態です。

用意するもの ( 1 人前 )

・DAW ソフト
 作曲をする場所です。デジタル・オーディオ・ワークステーションの略。
 今回は Cubase 12 を使用。
・録画ソフト
 PC のモニターに映っているものを録画するためのもの。今回はフリーソフトである Bandicam を使用。
・オーディオインターフェイス
 楽器やマイク等と、PC を繋ぐためのもの。今回は UAC-2 を使用。
 ちなみに、これには Cubase LE という、機能の制限されたコンパクトな作曲ソフトが付属しています。

なお、使用している OS やソフトによって、設定方法は異なると思います。
他製品については無知なので、かなり限定的な解説になってしまうかもしれませんがご容赦ください。

Cubase での設定

 
Cubase を起動して、画面上部の「スタジオ」タブから「スタジオ設定」を選択。
「コントロールパネル」ボタンをクリックすると、繋いでいるオーディオインターフェイスの設定画面が表示される。

僕が使用している UAC-2 においてはここに表示がありませんが、
「ループバック」という機能のオン・オフを変更するチェックボックスが出てくると思うので、それをオンにします。
ループバックとは、PC がスピーカーに送る音をオーディオインターフェイスに一度送り返すこと。これにより、配信や録音が可能になります。理由は、謎です。

UAC-2 での設定

UAC-2 の場合、専用ソフトである「 UAC-2 MixEfx 」にて設定を行います。
ボタンを押すだけ。

謎とは言いましたが、矢印を見ると音の流れがなんとなく見えてきますね。
音をスピーカーに送り出す前に、一旦 PC に返しているのが分かると思います。

Bandicam での設定

 
Bandicam を起動して、「ビデオ」タブから「詳細設定」ボタンをクリック。
「基本オーディオデバイス」「追加オーディオデバイス」を使用しているオーディオインターフェイスに設定しましょう。

追加オーディオデバイスで同じ名前の接続が複数出たのは何なんだろう。

以上。設定完了です。おつかれさまでした。

前日譚/Prequel

ここ最近、作り始めた楽曲や公開済みの楽曲の一部をループして楽しんでもらおうと、8 小節のショート動画として YouTube や Twitter に投稿し始めました。
短い映像になるので、じっくり聴くことよりも視覚的に楽しめるものにしたいと考え、探すのが大変な画像ではなく、DAW の画面を映すことに。

そこで、検索のトップに出てきた Bandicam をインストールしたのですが、当時は使い方を全く調べなかったので、
とりあえず F10 キーを押して録画。キャプチャー詳細設定でライン接続は確認したけど、音が録れないのは無料版だからかなーと諦めていました。
なので、映像は Bandicam で録り、音声は DAW で録り、映像編集ソフトでふたつを合わせるという、すごく面倒なことをしていたのです。

そして出会ったひとつの動画。

あ、できたんや。
ごめんね Bandicam くん。

という発見があったので記事にしようと思ったわけです。やはり失敗談からの問題解決は書きやすい。

先ほどは「面倒なこと」と言ってしまいましたが、
先頭と末尾をスパっと切ってて継ぎ目のないループを作るために、結局は映像編集が必要になりそうなので、仕事量はさほど変わらないかもしれません。
録画ソフトの音質が DAW での録音のそれに劣る、ということもあるので、もしかしたら従来の方法に戻る可能性も無きにしも非ず。

あとがき/Afterword

まだあるの?

あります。うれしいことがありました。

2 年前に YouTube に投稿した東方アレンジ楽曲 “Child’s Play” が 10,000 再生を突破しました。ありがとうございます。
アレンジ元の楽曲「 U.N. オーエンは彼女なのか?」が、東方 Project シリーズ屈指の知名度[要出典]、人気度[要出典]、カリスマ性[個人の感想ですよね]を誇っており、
そのアレンジ作品も弊チャンネルを引っ張るコンテンツになっています。原曲の偉大さが身にしみる日々です。

繰り返しになりますが、最近は Short 動画と過去作のリアレンジばかりで、いよいよお茶とは言えんレベルで濁ってしまっているので、
そろそろ普通の楽曲も完成させて打破せにゃならんなと考えています。
.
とは言え、僕には「やるやる詐欺」の常習犯である自覚はあるし、この気力もいつまで続くか分からない。頑張るから応援してくれなんて気持ちも無い。
だけどその代わりに、今は感謝と喜びがどこからともなく湧いてきています。
この喜びを時々思い出しながら、活動を続けていけたらと思います。

はい。本編よりも長くなってしまってすみません。
謝辞を以って、本記事を締めたいと思います。

僕のアレンジ楽曲を楽しんでくれた皆さん、東方シリーズの生みの親 ZUN 氏、本当にありがとうございます。
Thank You For Reading!

動画/EQ Video

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